2018年5月20日日曜日

まとめ:ミラノに5日間滞在してみて。

流行を発信する街ミラノに、「オシャレなどくそくらえ」と思っている男が5日間滞在してみて、まとめ。

物価
高い。地下鉄だったりスーパーで買い物したりと、生活に必要なものの値段は日本とそんなに変わらないと思う。しかし、やはりというべきかレストランで食事するときにかかるお金は高いと感じざるを得ない。(まずい物に出会わない分ロサンゼルスよりかはマシだとは思う。)比較的安くて美味しいものを提供するローカルなレストランは地元の人に聞くのが一番なので、サクッとホテルのフロントの人に聞いちゃいましょう。

治安
ハッキリ言って悪い。殺人や傷害など重大な犯罪は少ないと思うが、軽犯罪はとにかく多い印象を受けた。メジャーな観光地の周辺には詐欺同然の商売をしている輩がたくさんいるので気をつけた方がいい。中東や北アフリカから流れてきた人たちがこの手の商売をしていることが多い。英語すら話せない人もいる。スリや置き引きも多いという話なので、荷物にも気をつけた方が良い。人が集まるところは警察や軍隊が警備しているので、詐欺同然の商売をしている連中にはステゴロの喧嘩を挑むくらいのつもりの心構えでいたほうがいい。奴らも騒ぎは起こされたくないので。
それと、道ですれ違った中国人に薬物勧めるか?と常識を疑う行動をする奴もいるので、本当に治安は悪いと思う。

食事
美味しい。値段については置いといて、マズい物に出会う可能性は少ない。量もちょうどいい。ワインも美味いし、レストランで12ユーロくらいのボトルで頼んでも大満足だろう。

言語
イタリア語。さすが観光大国ということもあり英語はどこに行っても基本的に通じる。
薬中のヤツが「你好」と言っていたのでひょっとしたら中国語も通じるのかもしれない。
※レストランのウェイターに中国人が多いから、レストランでは中国語は通じやすいかも。

見どころ
ドゥオーモなどメジャーな観光地。
ミラノを拠点にして周辺の街に足を延ばした方が面白いと思う。
今回行ったベルガモとベローナは本当に良かった。レッコにも行くつもりだったので、行けなかったのは残念。

注意事項
・軽犯罪に注意。
・ホテルの人が「アンダーグラウンドについて教える」と言っても、ヤバい物ではなくミラノのアンダーグラウンドは普通に地下鉄なので安心してアドバイスに従ってください。

※2018年5月の情報です。

2018年5月5日土曜日

6日目

朝から天気が優れないけれど、早朝の飛行機なので帰るとする。ミラノはなかなかに危なっかしい街だったが、日本には帰りたくない。

ミラノ中央駅からリナーテ空港へはバスが出ている。二つの会社がバスを走らせているが料金は同じ。

バスは満員になり次第出発するので、時間に余裕をもってバスに乗った方がいい。

約二十五分くらいで空港に着く。

エールフランスのカウンターでチェックインする。パリから上海の飛行機が中国東方航空なので、パリで一回チェックインしなおす必要があるけれど、荷物はそのまま日本までもっていってくれるらしい。

ミラノからパリはEU内なので、出国手続きというものはなく航空券を機械にかざすだけで、保安検査まで行ける。保安検査も無事に終え、ラウンジで出発までくつろぐことにする。



 このラウンジ、これまで使ったラウンジのなか1、2を争うくらい素晴らしい。(仁川のアシアナのラウンジもよかったが。)ビールの栓抜きはなかったので、係りのおじさんに開けてもらった。

時間になったので飛行機にのる。

何の遅れもなくシャルルドゴール空港に着く。

エールフランスできたけれど、日本に行く飛行機は中国東方航空なのでチェックインしなおさなければならない。
ターミナルから一回出ようとすると、何やら様子がおかしい。出口に人だかりができている。
係りのおねえさんに聞くと、荷物の置忘れがあったのでターミナルが閉鎖されているらしい。

外に出てチェックインしなおさなければいけないのに。おねえさんに事情を話すと、EU圏外にでる飛行機のターミナルには行けるから、そこから外に出ればいいとのこと。

そのターミナルに行くと、出国のスタンプをパスポートに押された。

チェックインするためにもう一度入国する。

余計にスタンプを押されたので、フランスがすごい好きな人みたいになった。

無事チェックインもでき、荷物も無事日本まで行くようにデータが登録されていることも確認した。

いざ出国。。。。。

物凄い待つ。。。。

保安検査も

物凄い待つ。。。。近くにいる係りの人に、大丈夫なのか聞くと「大丈夫だ」という。

不安でしかたがない。

飛行機が出発する10分前になんとか乗ることができた。マジで焦った。

シャルルドゴール空港は物凄く混むので、2時間の乗り継ぎ時間があっても、なんらかのアクシデントがあったらヤバい。

2018年5月3日木曜日

5日目

まだ雨が降っている。

地下鉄に乗りスフォルツァ城Castello Sforzescoに向かう。

まだ博物館が開館前なので、センピオーネ公園Parco Sempioneを散歩。



公園の端にある平和の門Arch of peace。ナポレオン3世がヴィットーリオ・エマヌエーレ2世が凱旋のために通過した門。

散歩していると時間になったので博物館に入る。

博物館は古代美術、武器、家具、絵画、楽器、陶器等装飾美術、エジプト、考古学の展示がありかなり広い。








 陶器のしゃれこうべ。


ミケランジェロの最晩年の作品らしい。

エジプトの展示だけはどうしてもみつからないので、地図の看板の前で探していると、アフリカ系のお土産物売りが俺の肩にミサンガを置く。なんだ?と思ってとると、金を払えと言ってくる(※明らかに英語でもイタリア語でもない)
「てめぇが勝手に置いたんだろ!!××すぞ!!」日本語で威嚇してミサンガをパクる。
観光地なので警察とか軍隊とか警備員とかしっかり警備していて、むこうも騒ぎになるのはさけたいので、パクれます。ミサンガ。そんなもんいらんけどな。
イタリアでは中国系の人がウェイターをしていたり、アフリカ系のゴツイおっちゃんがスーパーの警備員をしていたり、いろんな人がまっとうに働いて暮らしています。私も日本で働いて、安い給料からお金貯めて、旅行してます。
そんななか糸クズというかゴミくずをとんでもない値段で売ってくる(※値段は聞いていません)詐欺師がいる。ひょっとしたらそのアフリカ系のヤツは貧しいのかもしれないが、これだけは言わせてほしい。「労働者をなめんな」

結局、博物館の係りの人に聞いたらエジプト館は休館中なんだと。

スフォルツァ城から地下鉄の駅に行く途中でさっきのアフリカ系のヤツが「ミサンガだけでも返して」みたいな感じで近寄ってきたから、「お前が俺にくれたんだろ!!」(日本語)と言って逃げる!!

昼食にする。
パニーニ

GAM近代美術館に行く。旧王宮の建物に入っている美術館。


なかなか絵とか全然詳しくないけど、ゆっくり鑑賞できてよかった。ピアノを練習している人がいて、生演奏を聴きながら、見て回れて素晴らしい一時を過ごせた。庭園も綺麗みたいだけど、雨が結構強めに降っていたのであきらめる。

すぐ隣の自然史博物館に行く。共通券がありタダだったから。

小学校の社会科見学みたいなのやってた。いろんな動物のサイズがわかっておもしろい。あたりまえだけど説明が全部イタリア語なのでわからなかった。


ドゥオーモのあたりまで移動して、ガレリアにあるレストランで休憩。
スプリッツSpritzを注文する。
 17ユーロ。やっぱ地代高いんだなとか、考えていると。。。。
しっかりおつまみも出てきました。

イタリア美術館Galleria d'Italiaに行く。
昔の銀行を改装した美術館で、館内の内装にかつての面影が残っている。









日も暮れたので夕食にする。ミラノでの最後の夕食なのでたくさん食べることにする。
 何年かぶりに食べる牡蠣。そういえばロサンゼルスでも牡蠣食べたな。

カツレツ再び。

2018年5月2日水曜日

4日目

予報通り雨!!
地下鉄の48時間の券を買う。Lima駅のタバッキではクレジットカードが使えた。
日本で予約できなかったけどダメもとで最後の晩餐を見にサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会Santa Maria delle Grazieに行く。
チケットカウンターで予約はないけど見れるか聞くと、16時からの回に空きがあるから見れるとのこと。早速券を買う。10分前に最後の晩餐の建物(黄色い建物)の入口に集合とのこと。

せっかく来たのでサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会Santa Maria delle Grazieをみる。



早朝なのであまり人はいない。落ち着いて見て回れた。


国立科学技術博物館へ行く。
9時に着いたのでまだ開いてなかった。
隣のBasilica di San Vittore al Corpoに入ってみる。



人はいないし、すごく綺麗な教会で、歴史もありおススメの場所。

9時半になったので博物館に入る。
 昔の薬局の展示。薬剤師の仕事の発展など解説が詳しくかかれてありとても面白かった。




 ダヴィンチに影響されて描かれた最後の晩餐。

イタリアというだけあり、ダヴィンチについての展示などあり、盛りだくさんだった。かなり長い時間見て回ったと思う。童心に帰る。

腹が減ったので昼食にする。
パスタとスプリッツSpritz。スプリッツというカクテルは初めて飲んだけど、最初はそれほど好きではないと思ったけど、飲み終わるころにはまた飲みたいと思う味だった。

地下鉄にのり、ブレラ絵画館Pinacoteca di Breraに行く。絵画が展示してあるのは2階部分で、2階でチケットが買える。1階は美術学校や研究機関になっていて迷路みたいになっている。

 ルーベンスの最後の晩餐

1階部分をさ迷う。美術学校があるので若者が多い。

図書館があるようなので突撃してみる。


絵を見るだけではもったいない、ブレラ絵画館Pinacoteca di Breraだった。

そろそろ時間になったのでサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会Santa Maria delle Grazieに戻る。
最後の晩餐を見るときは荷物をチェックされ、水は処分される。
下にしっかり誰が誰でという解説のパネルがあるので安心してください。15分しか見る時間はないけれど。毎回そうなのかわからないが、一緒に入った人はほとんどアジア系だった。レイシズムか?

ドゥオーモの近くまで行き、1900年代美術館Museo del Novecentoに行く。

磁石を使ったアートとか光とか鏡を使ったアートもあって面白かった。

夜になったので晩御飯にする。


ミラノ風リゾットと乾燥肉とスパークリングの赤ワインと。美味かったのでボトル一本空けてしまった。飲みながら父に電話。日本はまだ朝になっていないのに。