2019年8月12日月曜日

ハルビン 3日目

天気予報で晴れるというので精力的に活動します。

まずはホテルから徒歩五分、聖ソフィア大聖堂へ。
しかし、残念ながら修復作業中で中には入れなかった。(8月31日まで工事中とのことでなんともタイミングが悪い)

そのまま、中央大街にいき、スターリン公園を目指します。




中央大街はハルビンの観光のメインストリートで、かつての趣を感じることができます。ロシア料理店もこの周辺には多い。


スターリン公園は川沿いにある公園でところどころにロシア風の建物が残されている。レストランとして利用されているものもある。


太極拳してるおばちゃんたちや卓球してるおっちゃんたちなど。いかにも中国という雰囲気もあります。

さて橋を渡って太陽島公園を目指します。この橋はかつては鉄道として利用されていたのを歩道として利用されている。足元にはレールが見え、かつての雰囲気を楽しむことができる。

さて、太陽島はものすごく大きな公園のため本気で回ろうと思ったら一日かかる。そのためダイジェストで地図を見て、見たいところだけ回る。ざっと2時間コースといったところだろうか。



けっこうぐるりと回ったけれど、結局面白かったのは橋からそう遠くないところにあるロシア建築とか、中華の寺院とかだった。かなり込み合っていたがロシアのテーマパークもあったのでお金と時間があればぜひ。(入ってないけど外から見た感じでは面白そうだった)

もう一度橋を渡ってきた道を戻る。

さて老道外に向かう。

しかし、道路が工事中でかなり迂回しないといけないことが判明したのでここで昼食にする。
14元の東北風餃子。マジローカルなレストランは言葉通じないけど激安。タレ作ったり、箸がセルフサービスだったりルールは分かりにくいが十分満腹。20元札で支払ったのにめっちゃお札をチェックされた。20元札の偽物じゃ割に合ないと思うのだが。

昼食後はハルビン駅の反対側まで移動して果戈里大街を通って聖アレクセイエフ教会に向かう。

果戈里大街にも古い建物が残っていて面白い通りである。



さて、聖アレクセイエフ教会だけれど、街中のひらけた場所に立っていて雰囲気のある佇まいをしている。
時間によってはこの教会は中に入れるみたいだけれど、入れなかった。残念。

来た道を戻り、秋林公司の所で右に曲がり、医大の方に歩いていくと、教会がある場所がある。
 旧ウクライナ教会(ハルビン生神女庇護聖堂)

 天守教堂

旧ドイツルーテル教会(ハルビン南崗キリスト教会)

旧ドイツルーテル教会は中に入って中を見ることができた。素朴な雰囲気の教会。旧ウクライナ教会は正教の教会だが中に入ることができなかった。

ハルビンの老舗デパート、秋林公司に行く。お土産の食品から冬季の防寒着まで幅広く取り扱っている。
正面入り口を入ってすぐの階段にはハルビンの昔の写真が飾られていて興味深い。

そろそろ16時、博物館等文化施設が閉まる時間になってきてやることがなくなりつつあるので意を決して老道外に向かうとする。

学校。雰囲気豪華だった。


途中の道ではおっちゃんたちが中国将棋で盛り上がっている。強烈にアジアを感じる。

外壁の問屋街道を通る。埃っぽいエリア。

さて、ついに老道外に到着です。



この界隈は中華バロックの建築物を再開発したエリアらしく、飲食店やお土産店などひしめき合っている。市内中心部からは少し離れているがここは見るべき場所ではないだろうか。

さて、夜になったので夕食にする。
中央大街でロシア料理。ボルシチとエビの壺煮込み。ポートマンという有名店の中央大街店。生演奏や生歌を聞きながら食事ができる。ちなみに英語が通じないので注文するときは少し困る。

 ハルビンのアイスキャンデー。原味。ほんのりパイナップルを感じる味。



夜の中央大街はライトアップされてて見ごたえありです。

2019年8月11日日曜日

ハルビン 2日目

ホテルの朝食に満足し、8時半ごろ街歩きを始めます。

まず初めにハルビンのシナゴーグを改装した建築芸術館を訪れます。
建物内に荷物検査の機械があるけれど特に検査されずに20元の入場料を払って中に入る。





ハルビンの古い建築だけでなく(昔の建物の絵が美しい)、その昔、ヨーロッパを追われてきたユダヤ人をハルビンが多く迎えて発展した歴史について解説されており興味深い。なにより、シナゴーグを改装してるので博物館自体の内装がいい。

道を歩いていると店の前でダンスしている。日本ではこんな光景が見れないのでいい感じです。


ハルビン鉄路博物館に行く。


旧ハルビン鉄路文化宮を改装した博物館で無料で入れる。ロシアによる中東鉄道の開発によりハルビンが発達したが日本やロシアからひどい目にあわされた歴史と中国が再び鉄道網を発達させたなど解説されている。素朴な疑問だが、展示のジオラマ、実際と微妙に違くね?

ハルビンには大通りのすぐ近くでも雰囲気のある建物がある。

南崗博物館に行く。ここはかつての鉄道会社の社員用の宿舎だった建物です。内部は鉄道以外にかつてのハルビンの医療や教育についても展示されています。


黒龍江省博物館に行こうとしたが、雨が強くなってきたのでショッピングモールで雨宿りする。スーパーの試食コーナーで中国語で話しかけられながら飲み食いする。まったくわからんけど。



さて、黒龍江省博物館に向かうも長蛇の列ができている。

お昼になっていたのでいったん昼食にする。
なぜか西安料理。めちゃ辛い。ちょっとイケてるショッピングモールのレストランなので50元しないくらい。

さて昼食後でも黒龍江省博物館は長蛇の列なのであきらめる。雲行き怪しい中並ぶのは得策ではない。

ハルビン駅の方へ向かう。


さて、ハルビン駅には安重根記念館があります。入場無料

予想通り、朝鮮系の観光客しかいない。解説も中国語とハングルしかない。

入口の像の前で、みんな祈っていた。イデオロギー怖い。
こういう施設こそ大日本帝国の悪の所業を世界に発信するために英語の表記が必要なのではないだろうか?あるいは公平性を担保するために日本語の表記。まあ、韓国人と反日の期間の中国人しか来ないから仕方のないことなのだろうが。
もし、安重根がテロリストではなく義士だというならばそういうフェアな形の展示が必要ではないか?これではあくまで自己満足の域を出ないと感じた。

さて次に東北烈士紀念館に行く。








この博物館は関東軍の施設だった場所に立っているらしい。主に日本軍相手にゲリラ戦を展開した戦士についての展示がされている。

隣にもう一つ博物館があったので入ってみる。こっちにも日本との戦いの展示があったが、大戦後の国民党との戦いについてや歴代の中国の国家主席についてなども展示されている。






ハルビンの古い橋を渡ってハルビン駅の向こう側に行く。

イヴェロン教堂が駅前にある。しかし、内部には入れない。外見だけでもロシア気分です。

聖ソフィア大聖堂の横を通って兆麟公園に向かう。レトロな建物があったり、綺麗な池があったりで散歩したくなる公園です。ミニ遊園地みたいなのもあるが。


さて、すぐ近くにスターリン公園に向かう。
松花江を望む。

さて本格的に天気が崩れてきたので防洪紀念塔を見て夕食にする。


夕食はロシア料理です。露西亜というカフェレストラン。昔のハルビンの写真やロシアの調度品など店内に飾ってあり雰囲気があります。




晩飯はハルビンビールと黒パン、ロシア風ハンバーグ。美味かった。

少し足りないので中央大街でハルビンソーセージを買う。


これも美味かった。